Raspberry Piの設定【FTPサーバ(vsftpd)の設定】
久々のRaspberry Piネタとなりますが、データの受け渡しにFTPを使いたくなったので、設定方法を書いておきたいと思います。Raspberry PiらしくPythonにこだわりたく色々試したい時には、pyftpdlibも良いと思いますが、apt
でインストールできるvsftpdを入れることにします。
手順1 FTPサーバのインストール
$ sudo apt-get upgrade && sudo apt-get update
$ sudo apt-get install vsftpd
手順2 「/etc/vsftpd.conf」の設定
NTPデーモンの設定ファイルである/etc/vsftpd.conf
を編集していきます。今回はユーザpi
が使えるようになる最小限の設定を行います。
$ sudo vi /etc/vsftpd.conf
# (変更箇所のみ記載)
# anonymousでのFTPログイン
anonymous_enable=NO #anonymousユーザを禁止(デフォルトはYES)
# ユーザ権限設定
local_enable=YES #ローカルユーザを有効に(デフォルトはコメントアウト)
write_enable=YES #書き込み可能に(デフォルトではコメントアウト)
local_umask=022 #書き込んだ際のパーミッションのマスク(デフォルトではコメントアウト)
# ASCIIモードの設定
ascii_upload_enable=YES #アスキーでアップロードを有効(デフォルトではコメントアウト)
ascii_download_enable=YES #アスキーでダウンロードの有効(デフォルトではコメントアウト)
# ユーザ権限
chroot_local_user=YES #ローカルユーザの制限(デフォルトではコメントアウト)
chroot_list_enable=YES #リストにより制限を行う(デフォルトではコメントアウト)
chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list #リストのパス
手順3 「/etc/vsftpd.chroot_list」の設定
ユーザ権限の設定ファイルである/etc/vsftpd.chroot_list
を編集していきます。今回はユーザpi
を追加します。
$ sudo vi /etc/vsftpd.chroot_list
pi
手順4 vsftpdをリスタート
ここまで設定したらサービスをリスタートします。
$ sudo service vsftpd restart
ここでsudo reboot
で再起動しておきます。