「kintone Café 福岡 Vol.2」が開催されました

 7/11(金)、kintone Café(サイボウズクラウドDBサービスkintoneの勉強会)の福岡版の第2回「kintone Café 福岡 Vol.2」が開催されました。前回5/29のVol.1から約1ヶ月振りでした。

 今回は参加者数も前回の13名から更に増えて、19名と非常に多くの方々にご参加頂きました。殆どが開発者の方々でしたが、IT導入支援をされている方、ひとり情シスらしき方など様々な方々にお集り頂きました。ご参加頂きました皆さま、準備等でご協力頂きました皆さま、ありがとうございました。

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(皆さん、驚く程に熱心にお聞き頂いていました) 

 

 さて、第2回となる今回は、本家サイボウズさんの協賛ということで東京本社から4名のメンバーにお越し頂き、それぞれトピックをご披露頂きました。全体としては、山下も加えた5人のスピーカーでボリューム満点の内容でお送りしました。 

 

【今回のメニュー】

   ※イベントページ → http://www.zusaar.com/event/13417005

 

 山下からは「kintoneの概要」のおさらいの後、Excel連携事例の予備知識として「kintone REST API」を、リクエスト例等を交えながら簡単に説明させて頂きました。

 kintoneのREST APIは非常に扱いやすいと思います。サービス調査(M2Mメイン)の一環で、公開されている主に海外サービスのAPIを10個程度試したことがありますが、それらに比べてkintone REST APIは「認証」、「データ構造」、「オプションパラーメタの指定」等、全てにおいて意図された過不足の少ない設計であることに気付かされます。「コマンド」も度々追加され利便性は益々高まってきています。

 更に、後ほどまたご紹介がありますが、kintoneには国内サービスでは珍しい開発者コミュニティサイトである「cybozu.com developer networkがあり、そこでの情報共有と開発者同士の交流が開発や課題解決の際の手助けとなってくれます。

 APIに限った話ではありませんが、kintoneは(特に今年に入ってから)絶え間ないアップデートが短期間で繰り返されていますので、『今出来ないことでも近いうちに出来るようになる』であろう期待感が持てます

 そして、Excel連携事例のデモですが、今回も事例をアレンジし直したシナリオでやらせて頂きました。ハンズオンを期待されていた方には、申し訳ありませんでした。詳しい内容はスライドをご覧頂ければと思いますが、機能的にはExcel-VBAでkintone REST APIを使って、

  • Excelからkintoneにある物品情報をルックアップする
  • 貸出ステータスを一挙に変更する

というものでした。サンプルファイルやソースもダウンロード可能(スライド中でご案内しています)ですので、Excel連携が必要になった際の参考にして頂ければ幸いです。参考にさせて頂いたExcel連携の関連Tipsはこちらになりますので、合わせてご覧頂ければと思います。

 

 (山下が利用したスライド)

 

 そして、注目のサイボウズの皆さんのパートですが、ビジネスのお話から技術的なトピックまで幅広く、かつ高密度な内容で進めて頂きました!f:id:yamaryu0508:20140713151719j:plain

 

 トップバッター、佐藤さまには「kintoneでビジネス」ということで、サイボウズの会社概要から始まり、kintone導入案件の特徴を中心にお話し頂きました。kintoneの導入数の伸び率、ユーザーさんの導入の動機・使われ方等をお話頂き、kintoneでビジネスを考えられている方やkintoneをユーザーとして使われている方にとっても「力を入れて始めるなら今だな」と改めて感じて頂けたのではないかと思います。

 

 続いて、後迫さまからは「今月のアップデートと進化するkintoneカスタマイズデモ」ということで、はじめにkintoneを含めたcybozu.comの開発者コミュニティサイトである「cybozu.com developer network」が開設された経緯やその活動状況についてご紹介頂きました。(関連記事はこちら)また、これまでのkintoneの進化や最近のアップデート、そしてちょっと先の情報をお届け頂き、皆さん「これ、できるようになるんだぁ」と期待感を持たれたんじゃないでしょうか。楽しみですね。

 

 次に初来福、Tipsプロデューサー、北川さまの登場です。前述の「cybozu.com developer network」にはkintoneのAPIを使った開発ノウハウ、アイディアが共有されている「Tips」というコンテンツがあります。北川さまは、文字通りこちらをプロデュースされています。

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cybozu.com developer network > Tips の画面)

 

 現在約40件になるTipsについて、その概要とこれからの取り組み・狙いについてお話し頂きました。Tipsの今後の進化からも目が離せなくなりそうです。ちなみに、山下も執筆させて頂いていますので、是非ご覧頂ください。

 

 そして、最後にkintoneの生みの親である札辻さまから「サイボウズでのkintoneの使われ方」についてお話し頂きました。「実はkintoneで最も使われている機能はコミュニケーション機能(スペース、ピープル、メッセージ等)なんです」と前置きされ、スペースやピープルで盛り上がる社内外のコミュニケーションについてご紹介頂きました。kintoneのコミュニケーション機能に特化したトピックとしても、皆さんにお楽しみ頂けたようでした。

 

 前回より短い時間ではありましたが、今回はこのように多くのトピックを通じてビジネスとしても技術的にもkintoneの幅と奥行きの広さを参加者みんなで共有出来たのではないかと思います。また、参加者の皆さまには、kintoneの良さ・面白さの新しい発見であったり、現実のコミュニティにおける素敵な出会いもあったのではないでしょうか。

 最後に、次回もまた更にkintoneやCaféに興味を持って頂ける方が増えることを願いながら、益々進化し続けるを、福岡・九州からも皆で盛り上げていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します!

 


おまけ

 今回の参加者の中にはこような方々が結構いらっしゃり、kintoneやkintone Caféの認知度、期待度も高まってきているのではないかと感じました。(全国各地での開催が増えてきたkintone Caféのまとめページを作って頂いていますので、この勢いを是非ご覧ください)

  • 青森から仕事で来福中に立ち寄って頂いた方!
  • 事前申込なしで飛び入りだったという方々!!
  • Vol.1からリピートでご参加頂いた方々!!
  • Vol.1の開催後Caféの存在を知って、Vol.2からご参加頂いた方々!! 

  kintoneを触るときの敷居の低さのように、皆さんお気軽に参加頂いているようです。女性の参加者もリピートしてくださっていました。一方で、スタートすると皆さん毎回高いモチベーションと集中力で話を聞いてくださいます。緊張しますが、ありがたいです。

 


今回のカフェスイーツ

 今回は、サイボウズさんより資生堂パーラーのショコラヴィオをご提供頂きました。

公式サイトより) 

 

Caféらしいスイーツで、特に女性の方に好評でした。ありがとうございました。

 山下も「kintothon #1 in Okinawa」の帰りに調達したちんすこうをご準備しました。カフェスイーツでもkintoneの輪を広げ続けたいと思います。

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